極端な料理の作り方がわかる絵本3冊
はじめに
子どもができてから料理をする機会が増えました。
とはいっても日曜大工ならぬ休日コックであり、効率やコストを考慮しない素人作業です。一番、作っているのはカレーを中心としたスパイス料理です。
ちなみに子どもがスパイスカレーを食べられるのか?という疑問があるかもしれませんが、食べられます。ただしレシピ上の「カイエンペッパー」を同量の「パプリカパウダー」に置き換えてつくっています。大人にとっては辛味がなくても、それ以外の材料の旨味と香りで十分に満足できるカレーとなります。
さて今回は料理や食べ物に関する絵本がたくさんあるなか「極端な料理の作り方がわかる本」を3冊紹介します。
絵本紹介
ホットケーキできあがり!
「はらぺこあおむし」でおなじみエリック・カールの作品です。エリック・カールの数ある著作の中で私は「ホットケーキできあがり!」が一番、好きです。読み聞かせた感触からは、息子(食いしん坊)も同様と考えています。訳者はアーサー・ビナードさんで米国出身で外国語である日本語の訳をされている方です。
この絵本の何が「極端」なのかというと、「きょうは でっかい ホットケーキが たべたいなぁ」(息子)に対する「わたしは とても いそがしいの。てつだって くれないと できないわ」(母)という親子のやりとりからスタートし、息子が畑の小麦を刈り取るところからホットケーキづくりがはじまります。
いつになったらホットケーキができあがることやら…ということで、続きは本作品のなかでお楽しみください。私はホットケーキミックスでしかホットケーキを作ったことありませんが、おすすめのミックスは「cuoca北海道産ホットケーキミックス」です。甘さ控えめで牛乳も卵も使わないでもふんわり美味しく出来上がります。
アップルパイをつくりましょ りょこうも いっしょに しちゃいましょ
次はアップルパイです。材料入手が刈り入れ中の麦から始まるのは「ホットケーキできあがり!」と同様ですが…米国在住の少女が船にのってイタリアまで麦の収穫にいきます、その後はシナモンをスリランカへとりに行くなど、材料集めで世界中を旅してしまうというお話です。
作者はマージョリー・プライスマンという方で1958年米国生まれの女性です。訳者は「魔女の宅急便」で知られた角野栄子さんです。
残念ながら本作は2020年10月時点で一般書店では入手できないようです。私も古本で入手しました。復刊を希望します。
300年まえから伝わる とびきりおいしいデザート
おわりに
いかがでしたでしょうか。麦を刈り取るところから始めるホットケーキ、世界中に材料を入手してつくるアップルパイ、4つの時代ごとの作り方のブラックベリーフールとなかなか面白い料理の作り方がわかる絵本3冊をご紹介しました。この中でも私はミックスではなく小麦粉のホットケーキにチャレンジしてみたいなと思っております。もちろん、粉から買ってきますが。
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