ペイントどんぐりのススメ
1.はじめに
今年もどんぐりの季節となりました。子どもはどんぐりが大好きです。今回はどんぐりに絵を描いて、子どもが好きなキャラクターを作る遊びを紹介します。
我が家も今年はどんぐりを採集したばかりで絶賛、乾燥中ですが、 季節ものの話題ということもあり、いち早くお伝えしたいため、乾燥より後の手順は文章中心で説明させていただきます。また本文中の仕上がりイメージは昨年に作ったものを今回、改めて写真に撮っています。飾っているだけなら少なくとも1年は持つようです。
2.手順
2.1 採集
2.2 洗浄
2.3 分類
2.4 煮沸(虫除け)
茹でると若干のにおいが発生します。気になる方は専用の鍋を使ってもよいと思います。私も家族からのクレームを考慮し、古くなって使わなくなった登山用の鍋を使っています。
2.5 乾燥
2.6 デザイン(仕上がりイメージ)
ひろってきたどんぐりの大きさや形とともにどんな絵にするかを考えます。私が一年前に作った例を写真であげます。
2.7 ペイント加工
ペイントにはポスカを使います。ポスカの選び方および使い方は次の通りです。
下地は太字角芯
下地に使いたい色は太字角芯があると便利です。下地とはベースとなる色です。大トトロならグレーになりますし、バーバパパであればピンクになります。ペイント加工の初期工程は下地塗りからスタートしますが、これを中字でチマチマやっていられません。またキャラクターの絵を描かなくても下地だけや、下地に簡単な模様をつけてニス加工しただけでもかわいい一品になります。
こだわり派は下地重ね塗り
下地については「白」や「黄色」などの薄めの色の場合は何度か重ね塗り(塗って→乾いて→塗ってを繰り消す)をするとドングリの地の色(茶色)が見えにくくなります。
基本は中字丸芯
ポスカは重ね塗りができます。下地が乾いたら、その上に絵を描いていきます。そのときは中字丸芯が使いやすいです。ポスカは重ね塗りができますので多少のペイントの失敗はやり直せます。思い切ってやってみましょう。
金・銀は高級感がでる
私はダルマ(クヌギ)やクリスマスツリー(コナラ)を作るときに金色や銀色の中字丸芯を使いました。これだけでプレミアムどんぐり感がでます。
細字丸芯or極細は買うなら「黒」
細かい絵を描く場合は細字丸芯or極細です。なくても楽しめますが買うなら「黒」一本でよいです。
2.7 ニス加工
ペイント加工が終了したら(すべて乾いたら)、ニスを塗ります。ニスを塗らないとペイント(ポスカ)は、すぐ剥がれます。私が利用したのは以下の商品です。しかし、ほかの商品と使い比べたわけではありません。またペイント加工をしないでニスを塗るだけでもきれいなどんぐりになります。
また多くのクヌギは自立するのでニスが塗りやすいのですが、コナラ等細長いどんぐりについては自立しないため、ニスが塗りづらいです。そのため私は以下の発泡スチロールのような台座を用意して、爪楊枝をどんぐりの頭にさしてニスを塗りました。台座について私は世界堂で購入しましたが、なんでもよいと思います。
一方、ニス加工をした場合、飾っているだけなら大丈夫ですが、子どものおもちゃにすると半年後くらいでしょうか次第に剥がれが発生し細かいゴミがでます。それが気になる場合は上記手順の乾燥までは行ったうえでペイント加工もニス加工もしないでプレーンどんぐりで遊んじゃいましょう。子どもには十分、楽しいおもちゃになります。
3. おわりに
秋ならではのどんぐり遊びをご紹介しました。デザインについて「こんなのつくってみたよ」というようなアイデアがございましたらご紹介いただけますでしょうか。秋限定の遊びです。週末は、どんぐり拾いに行ってみてはいかがでしょうか。