DJ父さんのおやすみ絵本3冊(贈り物にも)

はじめに

私が平日、絵本の読み聞かせをするのは子どもの就寝時が中心です。そして子どもにとっても寝る前の絵本タイムはすっかり習慣となり風呂上りには「絵本読んで~」となっています。

そこで私もレコードを選ぶDJ気分で、その日の気分の絵本を10冊程度ピックアップして読み聞かせをします。3冊ほどで寝ることもありますし、全部読み切ってしまい追加することもあります。一方、私がうつらうつらとなってしまい「お父さん、寝てた?」なんてパターンもあります。

最近の息子は眠気が高まってくると「声だけでいい」と言って寝っ転がって寝る体制になって絵をみず、お話を聞くだけのこともあり、そんなときはDJはDJでもラジオDJであり、さしずめ私は子どもにとっての深夜の馬鹿力だったり爆笑問題カーボーイといったところかな、なんて考えています。「さて、今日はスペシャルウィークエリック・カールづくしでお届けします」といった感じでしょうか。

さて今回は、そんな眠るまでのひと時を楽しむための「おやすみ絵本」をご紹介します。眠りをテーマにした絵本は世界中で描かれていますが、今回は国内作家による作品3冊をご紹介します。

絵本紹介

あくび

「はじめにかばがあくびをしたよ」から始まる本作は、あくびが次から次へとうつっていき、最後は「ぼく」にあくびがうつって~ねむねむ~おやすみなさいというお話です。大自然に暮らす「かば」から、どこからどのようにつながって「ぼく」まであくびが伝染していくのか…それは絵本の中でお楽しみください。

キングクリムゾンのアルバムのような表紙からもわかるようにインパクトのあるかわいらしい絵です。この絵本は我が家では出産祝いでいただいた本の一つで、その後、絵本好きとなった私ですが、今だにこの本が絵本ガイドなどで紹介されているのを見つけられず、当時、この絵本を贈っていただいた方は素晴らしい感性の持ち主だったのだなと感じています。2才くらいから楽しめます。

あくび

あくび

 

 

シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる

ホラーっぽいタイトルですが、そんなことはありません。シルクハットをかぶった紳士軍団が夜中の1時にやってきて…って何をするかは絵本でお楽しみください。絵もかわいく、ストーリーもあたたかみがあり、大好きな1冊です。3,4歳くらいがおすすめでしょうか。この絵本もプレゼントとしておすすめです。

 

 しきぶとんさんかけぶとんさんまくらさん

真打ち登場です。「こどものとも 年少版」が単行本化された作品です。子どもの食いつきがすごく連続10回以上読みました。日本語表現が独特でリズミカルで歌詞のようでもあります。色合いも独特で、ここにこの色で、そこにこの色で、こう組み合わせるか!という感動があります。
寝るときは大人でも不安感があることがありますが、この絵本は大きな安心感を与えてくれます。実際の読み聞かせは2歳ごろからかと思いますが、出産祝いにもおすすめです。

おわりに

たくさんある 「おやすみ絵本」のうち今回は国内作家の作品をご紹介しました。どれもあたたかい作品です。また今回ご紹介した3冊は親の代から読み継がれてきたというようなロングセラー作品というわけはありませんので、プレゼントしても「かぶる」「すでにもっている」という可能性は低くなるのではと考えており、贈り物としてもおすすめです。

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