父親がでてくる絵本3冊

私は育児中の父親です。育児の過程で絵本の読み聞かせが趣味となり、今や、その蔵書が1000冊をこえるまでに夢中になっています。

 

今回は父親がテーマの絵本を紹介します。父子関係の描き方はいろいろと考えられますが、絵本においては、さりげない父子関係が表現されているものが私の好みです。

 

そのような絵本を3冊、紹介します。

きんようびはいつも

毎週金曜日、父と息子で出勤前にカフェで朝食を共にするという話です。

カフェまでの道のり、そしてカフェの中を通して、さりげなく家の外の世界つまりルール・仕事人間関係といった社会を子どもに伝えるという感じが好きです。装丁も凝ってます。背表紙はネイビーのウィンドウ・ペン柄となっており、表紙に父親が身に着けているスーツの柄となっています。父親の背中ということでしょうか。

おとうさんやま

こどものとも年中向き 2019年6月号」です。寝ているお父さんを「山」として小さくなった姉弟が山登りをします。休日と思われる父親はただ寝っ転がっているだけで最後まで一言も発言はありません。 

それでも父親の役割と愛情がつたわる楽しい絵本です。単行本化希望です。

もりのなか

定番中の定番ですので内容の紹介は割愛します。「森」は子どもにとって居心地のよすぎる場所であったり、居心地のよくない場所であったりするでしょう。そのときに、この絵本にでてくる父親のように「ああ、そうか」と肩車に乗せて、ときには森から帰る場所となり、ときには森から出発するためのきっかけとなりたいと考えております。

紹介した作品

 

きんようびはいつも

きんようびはいつも

 
もりのなか (世界傑作絵本シリーズ)

もりのなか (世界傑作絵本シリーズ)